アルコールは適量に節度を持って愉しみましょう。ヴーヴ・クリコは、ワイン&スピリッツの責任ある飲酒のため、モエ ヘネシーが加盟するspirits EUROPE、discus、Wine in Moderationの活動をサポートしています。
250年もの間、ヴーヴ・クリコは、マダム・クリコの楽観主義にインスピレーションを得て、太陽を想わせるアイコニックなイエローで表現したソレール・カルチャーを世界中で輝かせてきました。
そしてこの度、かの有名なエージェンシー、マグナム・フォトとのコラボレーションにより、その文化理念を新たな形で表現することになりました。マグナム・フォトと共同で、太陽を讃える巡回写真展「Emotions of the Sun」を開催します。8名のフォトグラファーが、太陽から受け取った感動をクリエイティブに自由自在に表現し、それぞれの作品にそれぞれの想いを込めました。
5つの大陸を同時に巡りながら、写真家たちはそれぞれの解釈を40枚の写真に描き出し、その1枚1枚が太陽のパワーを表現しています。
©️ Trent Parke | Magnum Photos
写真とは、アーティストと光とのコラボレーションです。特に太陽は、無尽蔵のインスピレーション源であり、その黄金の輝きは、この上なく美しい風景をさらに美しく魅せ、選んだ被写体の持つ美しさをさらに引き立ててくれます。太陽は、撮影して伝えるべきさまざまな感動を、フォトグラファーに与えてくれます。
8つの異なる国の広大な屋外空間から居心地の良い室内空間まで、感情、形、色彩の驚くべきスペクトルの中で、40枚の新しい写真に収められたその一枚一枚が、太陽のパワーを表現しています。
After an exceptional reveal at Milan Design Week, the exhibition's next stop will be in New York, during June 2024.
4月16日から4月21日までミラノのthe Garden Senato(セナート庭園)で開催されるミラノ・デザイン・ウィーク期間中、ヴーヴ・クリコは「Emotions of the Sun」巡回展をイタリアでスタートします。
「Emotions of the Sun」は、キュレーターで写真史家のポリーヌ・ヴェルマール (Pauline Vermare)との共催で開かれ、8名のフォトフラファーによる40点の作品が展示されます。
さらに、クリコカフェでは、「お皿の中の太陽」をテーマにした特別なテイスティングメニューをご用意しています。ヴーヴ・クリコの厳選されたキュヴェとともに、特別なお料理を終日お楽しみいただけます。
欧米で一般的に知られる「日出ずる国」日本は、国旗の中心に真っ赤な太陽が鎮座しています。
マッカリーの作品は、富士山と雄大な太陽を1日のサイクルで撮影したもので、日本の浮世絵師、北斎がこの火山の四季折々の風景をさまざまな角度から描いた『富嶽三十六景』(1830年)を彷彿とさせます。
マッカリーの写真には、それぞれの風景の中に人間の存在が含まれており、自然の比類ない美しさに対する謙虚な証人として、奥深いまでの調和を写し示しています。明るく輝く太陽は、すべての生命の源だと伝えているのです。
ブラジルのバイーアに(Bahia)にあるサルヴァドール(Salvador)で、デ・ミデルは太陽と太陽光の感動的な影響を表現したる幻想的な世界を創り出しました。
砂丘や広大な水の中、強い照明、メタフォリックな形、鮮やかな色彩を駆使して、暖かさと豊かさを感じさせる生命の劇場を創り上げました。
自由で想像力豊かなレンズを通して、デ・ミデルは喜び、充実感、自由といった感情を繊細かつ詩的に伝える作品を生み出しています。その壮大な作品を前にすると、圧倒的な充足感と満足感、存在の喜びを感じることができます。
パークの故郷アデレードで、オーストラリアの夏の間に撮影された太陽の魅惑的なポートレート。このシリーズのために、パークは、彼が「普遍的なエネルギーの象徴」と表現する海と太陽という2つの偉大な自然の力を融合させることを選びました。
水平線に向かって沈んでいく最も印象的な太陽をとらえ、パークは人類と自然の共生を魅惑的な金字塔のような写真に仕上げました。
太陽の燃えるような光線を背景に、印象的なシルエットが写真のモチーフとなっています。まさに海が大きなキャンバスになりました。深く心に刻むことで、パークの作品からは、幸福、平和、平穏が感じ取れます。
太陽を想わせるような作品制作を依頼された時、アレックス・ウェッブはすぐにメキシコのオアハカを思い浮かべました。オアハカの先住民族のひとつ、ミシュテカ族の神話は、その多くが太陽に対する特別な意識を中心に描かれています。
ウェッブは、この街の建築物や日常の風景からインスピレーションを得て、太陽のシンボルに満ちた作品を制作しました。色彩、光、エネルギーに満ち溢れ、太陽のエネルギー、黄金色に輝く光、非日常的で大胆な色彩が織り成す劇場のようなシーンを多層的な構図で表現しました。
彼の写真は、色そのものがつくりだす空気や雰囲気をとらえており、それぞれが幸福、興奮、そして時には神秘といったエモーショナルな要素に満ちています。
ナンナ・ハイトマンは、スペインのバルデナス・レアレス(Bardenas Reales)の別世界のような砂漠を撮影することにしました。雰囲気や感情を呼び起こすために、彼女は、砂漠が黄色く柔らかい色合いに染まる、斜めに傾いた低い日差しの中で撮影することにしました。
オレンジ色の布を使い、私たちを互いにつなぎ、エネルギーと生命を与える暖かい太陽の光を表現しました。彼女の作品は、瞑想と自分自身よりも大きなものとのつながりを感じさせます。このドラマチックなミザンセーヌでは、人間と太陽は完璧に融合しています。
この作品からは、静寂、畏敬の念、内省的な感覚が伝わってきます。みる者を自然の美しさに引き込み、人生の混沌の中で静寂と感謝の瞬間を感じ取ることができるでしょう。
オリヴィア・アーサーの写真は、夏の終わりにフランスの田舎町で撮影されました。その写真からは、心の平和、素朴な喜び、子供時代の思い出の詩が呼び起こされます。
彼女の作品は、"Make Hay While the Sun Shines"(太陽が輝いている間に干し草を作ろう=善は急げ)ということわざからインスピレーションを得ています。
アーサーは、太陽が照りつける夏の後に誰もが感じるポジティブなエネルギーを表現する手段として、干し草とわら俵を選びました。
ソベクワは母国である南アフリカで活動し、春に撮影のインスピレーションを得ました。この時期は、彼自身の言葉を借りれば「日の出のようなもので、すべてのものが再び生き始め、繁栄し、喜びに満ちた時期」です。彼の繊細な写真は、人間と自然を結びつける深く自然な絆の証しです。
この作品は、春の太陽の穏やかな恵みと自然の力強いエネルギーを感じさせます。光と躍動感に満ちたソベクワの温かく優美な作品は、本人が述べているように「人間の目で見たものの反映」です。
ニューシャ・タヴァコリアンは、この作品を通じて、私たちを彼女の母国イランの晴れた日の体験へと誘います。タヴァコリアンは、太陽のエモーショナルな力に由来する映像寓話を通して、女性の力、希望、そして新しい始まりの物語を伝えたかったと説明しています。
彼女は、イランの作家シャーロック・メスコウブ(Shahrokh Meskoob)の「Conversation in a Garden(庭での会話)」という本に感銘を受け、その中で2人の知識人がペルシャの庭について語り合い、「庭はあなたの中にある 」という答えを導きだしています。
この啓蒙的な精神と同じように、タヴァコリアンの心を込めたビジョンは、太陽を癒し育む存在としてとらえ、その暖かさと光が私たちひとりひとりの内側にあることを気づかせてくれます。